機械の製造風景

高性能の機器

スペクトラムアナライザの標準的な価格は普及版で十万円程度が相場です。

スペクトラムアナライザは、電気信号の周期性を観測するために、信号を周波数帯域ごとの含有率を求め、その結果を縦軸に電圧比率、横軸を測定周波数帯域とした二次元のグラフとして表示パネルに表示させます。これによって、どのような周期性信号が分布しているか、また雑信号として余計な信号がどれだけ混入しているかを観測することが可能です。従来はアナログ回路を用いた測定機器が主流でしたが、デジタル信号処理技術の進歩と、演算装置や半導体の高速化、高性能化技術の進歩によって、現在ではデジタル信号処理技術を用いたデジタル回路を用いた測定機器が主流となっています。回路も非常に簡素化されており、製造コストも抑えることも十分可能な時代にあります。

デジタル信号処理技術がふんだんに用いられた設計となっています。

スペクトラムアナライザの内部回路は、測定する電気信号をアナログ信号からデジタルデータに変換するためのアナログデジタル変換回路、デジタルデータを時間領域における電圧値から周波数領域における周波数帯域値に変換するための演算回路、逐次更新される測定データを高速表示するための回路、これらの回路を集中制御するための主導回路で構成されています。また、万一外部信号から過剰な電流がスペクトラムアナライザ内に流れ込んだ際、内部回路の破損や発熱、発火等を防ぐための保護回路が搭載されているのが一般的です。デジタル信号処理技術の進歩は続いており、また半導体設計・製造技術の革新も手伝って、今日のスペクトラムアナライザは、内部回路的にはシンプルながら、高性能で高機能、高精度での測定を行うことが出来るシステムになっています。今後、さらに高性能、高精度測定が可能なシステムが安価で製造、販売されることが予想されます。